大分生活文化展×おおいたOrganic Market「おおいたの食卓」
の初日と2日目にどうしてもやってみたかったパンと小麦のイベント。
開催趣旨は大分県内の有機小麦自然農小麦の生産者の方と手作りのパンを作られている方の出会いの場を作るということ、またおおいたのパンと小麦のプロジェクトを開始することです。
10/4(金)は平日でしたが、沢山の方が来て下さいました。
許可を頂いて、ホルトホールの子どもルームで集中的にチラシを配布させて頂いたのが効果的だったのかベビーカーのお母様方が沢山来て頂きました。
また、若草公園が通勤経路になっている方も多く、会社勤めの方がお昼に来ていただいたり。
パンに合うメニューや飲み物を出して下さっている飲食店の方もパンの楽しさを盛り上げて下さいました。
また生産者の方も参加して頂きました。
是恒自然農園さん、もりたファームさん、由布土まみれの会の古長さん、助っ人の林田さんご一家。
まずはワークショップを12:00~実施です。
・このイベントの企画主旨
・小麦の種類(強力粉・中力粉・薄力粉)
・小麦の品種(ミナミノカオリ・ハルヨコイ・ナンブコムギ・農林61号など)
・小麦の種類の見分け方の実験 クイズ
・小麦の構造 図解 古長さん
・生産者の方のお話 どんな風に栽培しているのか 収穫から製粉までの苦労と工夫など
・小麦を茹でて食べてみる
・電動石臼で小麦を挽いてみる 挽きたての香りと味を体験
・天然酵母を仕込んでみよう
印象的だったのは、生産者も方のお話をお客様がとても真剣に聞かれていたこと。
とても感動しました・・・と何人もわざわざ感想を言ってくださいました。
また、天然酵母を仕込む(参加される方は500mlくらいのサイズのしっかり蓋が閉まる瓶をお持ちください。)という一言を小さくいれただけで初日に20人近くの方がわざわざ瓶をもって来て下さいました。
それにとても感動しました。こんなにパンが焼きたい方がいて、手作りを手間暇掛けてしたい、
という意思に驚きました。
10/5(土)
ひどい雨になりました。雨の音で何も聞こえないほど。
それでも傘をさしてきて頂く方、ベビーカーにもビニールを掛けて下さる方。
その姿に感動しました。こんなにも求めている方が多いのだ、と。
パンももはや私たちの食卓に欠かせないものになりました。
でも、ポストハーベストの危険がないもの、アレルギー反応が出ないものを求めた時に
なかなか販売されていないのが現状です。
でも、出来る限り大分県産、しかも無化学農薬無化学肥料で育てられた小麦(強力粉)を使って砂糖、乳製品、卵乳製品なしのものは見たことがありませんでした。
昨年のマーケットスタートと同時にそのパンがほしいと、hibinoさんにお願いしました。
でも作ることは出来ませんでした。
乳製品、砂糖、卵抜きは何の問題もありません。でも手に入る小麦の品種からして難しかった。
そのことを知って「なんて面白いのだろう!知らなかった!勉強だ!」と夢中になって努力して
くれたhibinoさん。
また、「本物を作りたい」と自然農法で無施肥・無農薬で小麦を作っていた是恒自然農園の
是恒和恵さん。私たちのニーズを知るといち早く強力粉の栽培を今年始めてくれて
7月には小麦の収穫祭のワークショップを実施することが出来ました。
それからまた発展してやはり、大分県内で求めたらいつでも求めるパンが手に入るようになっていてほしい、と思いました。
それにはまず、より多くの人に小麦の栽培から収穫、そして小麦「粉」になるまでいかに生産者の方が苦労されて心を砕いているかそれをまず消費者の方にもパンを作る方にも知ってもらうことからスタートしようと考えました。