第6回 お料理ワークショップ 実施報告                  正月のブリは俺に任せろ!男のブリ捌き教室 実施報告

2013年12月1日 日曜日 おおいたOrganic Marketの第6回お料理ワークショップを実施しました。

 

6回目のタイトルは「正月のブリは俺に任せろ!男のブリ捌き教室」

年末にブリ一匹丸ごと捌けるお父さん、おじいさん、かなりかっこいいなあ、と。

講師のHart Warm の久野由香さんとも話して実施することになりました。

 

結果、女性からも問い合わせ頂いたので男性だけではなくなり、バラエティに富んだメンバーが

参加して下さいました。

 

 

 

参加者は全部で8人。

最初に講師の久野さんのデモンストレーションで最初から最後までの段取りを理解して頂きます。

そのあと一人丸ごと一本捌くのをマスターする、という流れです。

 

皆さん真剣で質問がバンバン出るし、写真はバシバシ。

本気で参加されている方ばかりでした。

 

久野さんは終始落ち着いた雰囲気。

ゆっくりと丁寧に説明されます。みなさんと近い距離で声を張り上げるにのではなく

「お話」するように。

 

とても分かりやすかったです。

 

各コーナーに分かれての実施。

久野さん、アシスタントに一緒に来て下さった市川さんがそれぞれ個別に指導されていました。

 

思ったよりも早めに出来たので、急遽お願いして包丁のとぎ方教室を市川さんにして頂きました。ものすごく分かりやすかったです。

知りたくてもなかなかチャンスがないので、貴重な講座でした。

 

盛り付けは久野さんが用意して下さった薬味も一緒に。

カイワレ大根が子どもが苦手な場合もあるので、ブロッコリーなどのスプラウトを使えることも

紹介してくれました。ポン酢とネギなら辛味が気にならなくなるので子どもも食べやすいなど・・・。薬味の効用を伝えるのも大事にしていきたいそうです。

 

大根は佐伯の有機農家の渡辺さん(佐伯有機むすび塾ページ参照)の在来種のもの。

以前、取材させて頂きました。

佐伯は食育の町です。町中でいろんな取組をされています。

日本古来の在来種を受け継ぐ人の物語「よみがえりのレシピ」の上映会も企画されていました。

その映画に感動した渡辺さんは今沢山の在来種を育てることを始めています。

久野さんからお聞きして、いろんな変化が急激に起こっている気がしてとても感動しました。

 

今回の実施はホルトホール大分のキッチンスタジオ。

今年7月に出来たばかりのスタジオです。とてもシステムが整っていて効率的で清潔さを保てる工夫が随所にありました。

物品のチェック機能もなるほど!と思わせるものが。

 

久野さんも佐伯でも取り入れたい工夫がある、と言われていました。

大分県は狭いようでいて広いです。

各地に素晴らしい知恵をもっている方がいます。その方と交流することで

それぞれの地域にいろんな豊さが広がっていくと思いました。

 

ブリについては久野さんがこのような活動を始めるきっかけになった魚で

特別な思い入れがある、ということも皆さんにお話頂きました。

 

参加の皆さんの空気が真剣でかつ楽しいものでした。

それぞれの目的を持って楽しんで参加して頂く。

 

講演会でなく「ワークショップ」は参加する人と人が織りなす科学反応が大事なんだと

改めて思いました。その反応を作り出すお手伝いがもっと出来るようになりたい。

ファシリテータというのは難しい、改めて思い知りました。

 

感想と自己紹介はとても面白かったです。

文字通りバラエティーに富んだメンバーでした。

 

何日もかけてシュミレーションから、ブリの下準備(ウロコと内臓処理)もして頂き

尚且つ保存や食べごろまで逆算。そういう努力を見せずに穏やかな、口数は少ない顔でされていた久野さん。

本当に素敵だと思いました。

 

久野さんの活動を応援する市川さんの便りになるアシスタントがすごいなあ、と思いました。

無茶振りの包丁研ぎ方教室も快く対応して下さいました。

 

参加して頂いた皆さん、講師の久野さん、市川さん

ありがとうございました。

 

以下、皆さんにつられて写真をバシバシ撮ってしまったので・・・。

その日の感じが伝わったらと思います。

 

最初に講師 久野由香さんのデモンストレーション。一から捌き方を見ます。
皆さん真剣そのものです。

 

 

新聞紙を事前に敷いておくとか、ちょっとしたコツも。

 

頭の部分の包丁の入れ方のコツなど。

ブリを捌くときは大工仕事のような音も。

 


お父さんと一緒に真剣に見ています。

 

時々質問が出て、

写真もバシバシ撮られていました。

 

本当に参加の皆さん熱心でした。

 

ホルトホールのキッチンスタジオの感じ。

分かりやすい作りです。

余談ですが調理台につき食器棚があって物品の管理も分かりやすい。

 

 

すごい音がしますが・・・。

包丁の刃こぼれしないようなコツも。

 

久野さん、大きな音を立てる捌き方でなく

静かに丁寧に出来るように教えてくれました。

 

はい、キレイに解体。

いよいよ一人一本捌きます。

 

それぞれの部位。

大きいだけあって大量です。

 

 

やたら手際のよいお二人。

予定の時間より、相当早く終了。

片付けも完璧にされていました。

 

 

マイ包丁も持参していいかお問い合わせも頂く。

 

すぱっと。

 

 

真剣です。

力入っています。

 

 

こちらも作業が進む進む・・・。

マイ盛り付け皿持参されていた方も。

 

 

これぞ男のブリ捌き教室。

皆さん、本当に器用でした。

 

 

軍手必須。

ブリが大好物でまさしく正月にブリを食べたいので、と言ってくださいました。

 

企画の主旨にぴったりのお客様。

嬉しかったです。

 

 

ご家族で参加頂きました。

「食」を大事にされているご夫婦でご家族です。

 

マイ皿を持参された方の盛り付け。

大根は佐伯の有機農業の渡辺さんの在来種の大根。

 

講師の久野さんは有機農家の方との

繋がりも大事にされています。

 

「薬味の役割も大切。魚と一緒にそこも丁寧に説明していきたい。」

 

盛り付けも包丁の使い方もコツを伝授。

 

 

 

 

 

皆さんの本気でマスターする!の気合いが

素晴らしかったです。

記録も万全。

 

皆さんの手際があまりにもよかったため、

時間に余裕が出来ました。

それで急遽お願いして包丁のとぎ方教室。

 

アシスタントに来て下さった市川さんから

「切れる包丁のとぎ方」

 

 

砥石の使い方、

回数の目安なども実際にやって頂きました。

 

包丁、台所用のスポンジに「あてた」だけで

スポンジ切れます・・・。

 

「この段かいになったら30回同じ方向に研ぐ」など

具体的。

知らんかった・・・!コツが沢山でした。

切れ味が魚の味を左右する。

 

柳葉ほしい~との声も上がっていました。

 

 

いよいよ試食タイムです。

ネギポン酢(ネギの辛さがなくなるので子どもでも食べやすい)

お醤油

事前に仕込んでくださった練りごま入り漬けも!

 

 

量としても多かったです。

残りはお持ち帰り。

 

 

試食も同じキッチンスタジオで出来ます。

すごくよく考えられた造りでした。

 

講師の久野さん、佐伯でも取り入れたいシステムが

沢山。

佐伯は食育の町。ワークショップも盛んです。

 

 

先生の盛り付け。

やっぱり美しいです。

 

 

 

さあ、頂きます。

 

久野さんの思いもご挨拶で伝えて頂きました。

 

 

ものすごく、美味しかったです。

 

 

この光景が年末でも。

とても楽しんでくださいました。

 

1本持ち帰りでその日のうちに宴会された方、

ブリ大根、お刺身、漬け、我が家はフライと照り焼も。

 

あっ、歯型が見苦しいですが

マスタードと相性抜群でした。